リレーエッセイ 短気は損気!? No.46

こぎちゃん(ひろちゃん)から おかぴー(梅ちゃん)へ

 

引き続きお家で過ごそうの日々
いかがお過ごしでしょうか?

 

おかぴー宅では

お子様方が自宅警備員状態

こぎちゃんちももれなく

夫がリモートワークで終日在宅

中3の娘もずっと”おうちにいよう”のまんまです

 

新型コロナウィルスによるこの事態で

家庭内暴力が増えたりコロナ離婚などというワードも見かけます

東日本大震災の時にも同じようなことがあったと記憶してます

 

実はこぎちゃんちは

震災時には離婚の危機に陥りました

 

地震発生時には大阪にいた夫

小学生と幼稚園児だった子どもたちをかかえ

めちゃくちゃになった我が家を

余震におびえながら何も考えず

ひとりで元通りにしようと片付けたのを思い出します

おっかない目に合っていない夫との気持ちのすれ違いもあったと思います

緊急時には動けなくなるタイプだった夫のことが理解できなかったことも原因の一つでした

 

そんな不穏な日々の中

おかぴーに教えてもらったコーチングなるものを学びに行き

お!そんな捉え方もありか~!!と知識を増やし

疑いながら覚えたてのスキルを試しながら数年

いつの間にか離婚問題は乗り越えられた気配

 

それでもリモートワークなるもので毎日おうちにいる夫と

わたしはうまくやっていけるのだろうかと実はとっても不安な気持ちになったのですが

今回の事態で不穏な空気はどこにも感じられないのが不思議

 

 

以前のわたしは

夫のことを否定的な目で見て

行動も言動も、まとう空気感すら気にくわない

そんなふうでしたから

そりゃあうまくいくわけがない!ってことですね

 

今でも「なんじゃそりゃ!?」

ということも多々ありますが

それでも

ああ、夫はそういう捉え方なんだなぁ。私とは違うんだね。

そんな感じで受け取ってわきに置いておけることが増えてきた感じ

 

受け取り方を変えるとこんなに楽ちんになるなんて

ほんとにびっくりです

 

実は短大生だった息子が

突然自立する決意をして1月10日に家を出ていきました

何があったにせよ、退学手続きを済ませ

自分で生きていくことを決めた息子にしてやれることは

”何があっても信じることをやめない”

これしかないのかなぁと思っています

私たち夫婦のもとに生まれてきてから19年間弱一緒に暮らせたこと

これだけで【ありがたい】ことなんじゃないかと思うのです

 

親がそばにいて時間を共有して過ごす時代は終わったんだなぁという

ちょっぴりの寂しさ

自分で一歩踏み出して進んでいった息子に対する

敬意

それから

生まれてきてくれてありがとう という

感謝

息子は生まれた時から宇宙人のように私の想定を超えた存在だったので

わたし自身の視野をすばらしく広げてくれました

そんな息子だから

どんな状況になっても

きっと自分の力で何とかやっていけると信じています

 

娘ももう14歳

学校から課題が山ほどやってきてもマイペース

10年前のわたしなら

きっとキーキーうるさく言っていたかもしれませんが

震災離婚危機を乗り越え息子に鍛えられた今

そっと見守るのがいいんじゃないかと思えます

 

いろんな生き方があっていいじゃないか

わたしの生き方だってあきれてものも言えないわ~と言う人もいるかもしれないけれど

これでいいのだ~♪

ここ10年で一番穏やかに暮らしております

 

何か新しいことをしなければいけないわけでもないし

焦ってなにかとりくまなければいけないわけでもない

心穏やかに過ごせるよう

自分にうそをつかず

目の前にあるできることを丁寧に

相手を責めて傷つけることだけはしないように

 

そんな過ごし方もありなんじゃないかなぁ

 

 

~すべき

~じゃなきゃいけない

~が当たり前

そんな枠は取っ払ってしまえばいいんじゃないかしら

ね、おかぴー